米連邦準備制度理事会(FRB)が13日発表した
12地区連銀景況報告(ベージュブック)によると、
米経済は2月下旬から3月にかけて拡大が続いた。
3月上旬の前回報告にあった「小幅減速」の地区がなくなり、
金融市場の混乱沈静化などを受けて判断が上向いた。
また11地区では賃金も上昇した。
報告は26、27両日の連邦公開市場委員会FOMC)に
提出され、議論のたたき台となる。
FRBは追加利上げの時期を模索しているが、
市場では早くて6月との見方が強い。
報告によると、大半の地区で経済活動は
「緩慢」か「緩やか」に拡大した。
企業関係者らは、今後も同様の
ペースで拡大が続くと予想した。