今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。

この中、米国では27日にFOMCが開催されます。

市場の事前予想では、今回は金融政策は据え置きを
予想する声が大きくなっています。

ただ、6月には追加利上げを
実施するのではないかと読む声が強まっています。

これに対し、日本では28日に日銀が
金融政策決定会合が開催されます。

熊本県を中心に起きた地震の影響が、
わが国経済に悪影響を与えているとの読みから、
追加緩和を読み取る声が強まってきました。

日銀の黒田総裁も追加利下げに前向きな発言を
行うなど、追加緩和が強く意識されています。

為替市場では、こうした日銀の追加緩和の
可能性を読み取る形で、円売りが強まってきました。

先週末の東京時間では、あっさり110円台に
円が下落するなど、日本の追加緩和が
大きな材料になりました。

ただ、このような円安に対して、
各国からどのような反応が出るか注目されます。

自国通貨安を容認している、促している
との批判が出た場合には、為替相場
乱高下する可能性があると思います。

米国では
【25日】
3月の米新築住宅販売件数(予想年率換算52.2万件、前回51.2万件)

【26日】
3月の米耐久財受注(予想前月比1.7%増、前回3.0%減)
3月の米耐久財受注 除輸送用機器(予想前月比0.5%増、前回1.3%減)
2月のS&P/ケースシラー住宅価格指数(前回前年比5.75%)
4月の米リッチモンド連銀製造業指数(予想11、前回 22)
4月の米消費者信頼感指数(予想96.0、前回96.2) –

【27日】
3月の米中古住宅販売保留件数指数(予想前月比0.1%上昇、前回3.5%上昇)-
FOMC政策金利発表

【28日】
最新週の新規失業保険申請件数(前回24.7万件)
1〜3月期の米GDP速報(予想前期比年率0.7%増、前回1.4%増)
1〜3月期の個人消費速報(前回前期比年率2.4%上昇)
1〜3月期のGDPデフレーター速報(予想前期比年率0.5%上昇、前回0.9%上昇)
1〜3月期のコアPCEデフレーター速報 (前回前期比年率1.3%上昇)

【29日】
3月の米個人所得(予想前月比0.3%増、前回0.2%増)
3月の個人消費支出(予想前月比0.2%増、前回0.1%増)
1〜3月期の雇用コスト指数(予想前期比0.6%増、前回0.6%増)
3月のコアPCEデフレーター(予想前月比0.1%上昇、前回0.1%上昇)
4月のシカゴ購買部協会景気指数(予想53.0、前回53.6)
4月のミシガン大消費者信頼感指数確報(予想90.3、前回89.7)

欧州では
【25日】
4月の独Ifo景況感指数(前回106.7)

【27日】
4月の仏消費者信頼感指数(前回94)
1〜3月期の英GDP速報(前回前期比0.6%増)

【28日】
16:55 (独) 4月失業率 6.2% -- --
16:55 (独) 4月失業者数 0.0万人 -- --
18:00 (ユーロ圏) 4月経済信頼感 103.0 -- --
18:00 (ユーロ圏) 4月消費者信頼感・確報 -9.3 -- --
21:00 (独) 4月消費者物価指数・速報 (前年比) +0.3% -- --

【29日】
4月の英GfK消費者信頼感(前回0)
1〜3月期の仏GDP速報(前回前年比1.4%増)
4月の仏消費者物価指数(前回前年比0.1%低下)
3月の英消費者信用残高(前回13億ポンド増)
1〜3月期のユーロ圏GDP速報(前回前期比0.3%増)
3月のユーロ圏失業率(前回10.3%)
4月のユーロ圏消費者物価指数速報(前回前年比横ばい)


日本では
【28日】
日銀金融政策決定会合
3月の全国消費者物価指数(前回前年比0.3%上昇)-
3月の全国消費者物価指数生鮮食品除く(前回前年比横ばい)
3月の失業率(前回3.3%)
3月の有効求人倍率(前回1.28倍)
4月の東京都区部消費者物価指数生鮮食品除く(前回前年比0.3%低下)
3月の鉱工業生産速報(前回前月比5.2%低下)

その他では
【28日】
NZ中銀政策金利発表