円、110円台後半に急落=貸し出しにもマイナス金利適用報道で

22日の外国為替市場は、
午後3時過ぎに円が急落しました。

それまでは109円台前半の狭いレンジで
小動きが続いていましたが、日銀が金融機関に
対する貸し出しにもマイナス金利
適用することを検討する案が浮上している
との一部報道を受け、一気に110円台後半まで
円が急落しました。

一部報道によると、今後、日銀当座預金の一部に
適用している0.1%のマイナス金利を拡大する際は、
市場金利のさらなる引き下げを狙って、
貸出支援基金による貸出金利をマイナスに
することを検討する可能性があるとの見方が
流れました。

これを受けて、市場では株式市場で銀行株の
上げが早く、マイナス金利は銀行経営を
圧迫するとして嫌気されていたものの、
反対サイドもあるということになれば、
銀行にとっては好材料との見方が広がりました。

そうなれば、追加緩和は円安材料との声が強まり、
円売りに拍車がかかったわけです。