米FOMC、利上げを見送り

米連邦準備制度理事会FRB)は27日の連邦公開市場委員会
FOMC)で、政策金利(0.25〜0.5%)の据え置きを決定、
追加利上げを見送った。

会合後の声明では「経済活動は減速したようだ」と、
景気認識を前回3月の声明から下方修正した。

物価や国際経済・金融市場の動向を「注視する」として、
次回6月会合以降の利上げに余地を残しながら、慎重に
政策判断していく姿勢を強調した。

昨年12月の利上げ以降、金利据え置きは
1、3月会合に次いで3回連続。

金融市場の沈静化などを受けて、今回は海外情勢の
リスクに言及しなかったが、国内経済の減速傾向と
ともに警戒が必要との認識を示した。

決定には9人が賛成、地区連銀総裁1人が前回同様に
利上げを主張し、反対票を投じた。