カナダ中銀は25日、政策金利を0.5%に据え置くとともに、
アルバータ州での大規模な森林火災の影響で4〜6月期の
経済成長がマイナスになるとの見通しを示した。
中銀は暫定的な試算として、森林火災とそれに伴う
石油生産停止により、4〜6月期の実質国内総生産(GDP)が
1.25%ポイント程度下押しされる見込みとした。
4月時点での成長率予想はプラス1.0%。
声明では「4〜6月期はアルバータ州の大規模な森林火災の
影響で、予想よりもかなり成長が弱まる見通し」だが、
7〜9月期には石油生産の再開や復興作業の開始に伴い、
経済は持ち直すとの見方を示した。