今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表の目白押しです。

しかし、英国がEUからの離脱を国民投票で決めたことで、
金融市場は大混乱となっています。

英国がEUから脱退を決めたことで、英国とEU経済に対する
不透明感が一段と強まり、また、日本や世界経済が
大きな影響を受けるのは間違いありません。

今週は日銀短観が発表されます。

予想は前回を小幅下回る数字が予想されていますが、
今回の回答には英国のえU離脱は織り込まれていないので、
今回の数字は現状と大きく違うものとなる可能性が
強いと考えます。

本来なら、もう一度やり直した方が良いと思うくらいです。

日本だけでなく、英国、欧州、米国でも経済指標に
与える影響は少なくないと考えており、今週以降発表される
数字は、額面通りには受け止められないことをしっかりと
確認していきたいと思います。

欧州では
【28日】
6月の仏消費者信頼感指数(予想97、前回98)

【29日】
5月の英消費者信用残高(前回13億ポンド増)
6月のユーロ圏経済信頼感(前回104.7)
6月のユーロ圏消費者信頼感確報(前回マイナス7.3)
6月の独消費者物価指数速報(前回前年比0.1%上昇)

【30日】
6月の仏消費者物価指数(前回前年比横ばい)
6月の独失業率(前回6.1%)
6月の独失業者数(前回1.1万人減)
6月の英GfK消費者信頼感(前回マイナス1)
1〜3月期の英GDP確報(前回前年比2.0%増)
1〜3月期の英経常収支(前回327億ポンドの赤字)
6月のユーロ圏消費者物価指数速報(前回前年比0.1%低下)

【7月1日】
6月のスイス製造業PMI(前回55.8)
6月の英製造業PMI(前回50.1)
5月のユーロ圏失業率(前回10.2%)

米国では
【28日】
1〜3月期の米個人消費確報(予想前期比年率2.0%上昇、前回1.9%上昇)
1〜3月期の米GDP確報(予想前期比年率1.0%増、前回0.8%増)
1〜3月期の米GDPデフレーター確報(予想前期比年率0.6%上昇、前回0.6%上昇)
1〜3月期の米コアPCEデフレーター確報(予想前期比年率2.1%上昇、前回2.1%上昇)
4月の米S&P/ケースシラー住宅価格指数(予想前年比5.50%上昇、前回5.43%上昇)
6月の米消費者信頼感指数(予想93.1、前回92.6)
6月の米リッチモンド連銀製造業指数(予想マイナス2、前回マイナス1)

【29日】
5月の米個人所得(予想前月比0.3%増、前回0.4%増)
5月の米個人消費支出(予想前月比0.3%増、前回1.0%増)
5月の米コアPCEデフレーター(予想前年比1.7%上昇、前回1.6%上昇)
5月の米中古住宅販売保留件数指数(予想前月比1.0%減、前回5.1%増)

【30日】
最新週の米新規失業保険申請件数(前回25.9万件)
6月の米シカゴ購買部協会景気指数(予想50.5、前回49.3)

【7月1日】
6月の米ISM製造業景況指数(予想51.5、前回51.3)
5月の米建設支出(前回前月比0.6%増、前回1.8%減)

日本では
【30日】
5月の鉱工業生産速報(予想前月比0.2%低下、前回0.5%上昇)

【7月1日】
5月全国消費者物価指数(予想前年比0.5%低下、前回0.3%低下)
5月の全国消費者物価指数生鮮食品を除く(予想前年比0.4%低下、前回0.3%低下)
6月の東京都区部消費者物価指数生鮮食品除く(予想前年比0.5%低下、前回0.5%低下)
5月の失業率(予想3.2%、前回3.2%)
5月の有効求人倍率(予想1.35、前回1.34)
日銀短観大企業製造業業況判断DI(予想4、前回6)
日銀短観大企業非製造業業況判断DI(予想19、前回22)
日銀短観大企業設備投資(予想前年比5.6%上昇、前回0.9%低下)