ECB議事要旨、「英国EU離脱ならユーロ圏に著しい影響及ぶ恐れ」を指摘

欧州中央銀行(ECB)が7日公表した6月2日開催の
理事会議事要旨によると、英国が欧州連合EU
離脱を決めればユーロ圏に著しいマイナスの影響が
及び、成長見通しを悪化させると懸念されていたことが
分かった。

理事会では、新興国などユーロ圏域外の弱含みや
域内企業の継続的な負債圧縮が成長を阻害しており、
リスクは依然下向きとの結論に至った。

議事要旨は予測は困難としながらも、「英国がEU
離脱を決めれば、貿易や金融市場など多岐にわたる
経路を通じて、ユーロ圏にかなりの悪影響が及ぶ
恐れがある」としている。