第24回参院選挙、自公70獲得し、改憲勢力が3分の2超占める

10日に投開票された第24回参院選は11日朝、
議席が確定しました。

自民、公明両党は、安倍晋三首相が勝敗ラインとした
改選過半数の61を上回る計70議席を獲得し、
おおさか維新の会は7議席で、これら3党と
日本のこころを大切にする党、諸派・無所属の
非改選議員を合わせ、憲法改正に前向きな勢力が
改憲発議に必要な参院の3分の2超の165議席を占めました。

改選45議席民進党は32議席に後退した。

首相は改憲を発議する項目の絞り込みに向け、
衆参両院の憲法審査会で議論を具体化し、
慎重に与野党の合意形成を図る考え。

菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で
憲法のどこをどう改正するかは憲法審査会で
しっかりと精緻に議論が行われるべきだ」と指摘し、
「最終的には国民にご判断いただきたいと繰り返し
首相は述べている」と語り、発議に向けた議論の進展に
期待を示した。

一方、首相は争点となった経済政策「アベノミクス」が
信任されたと捉え、従来の政策を加速し、当面の経済対策として、
2016年度第2次補正予算案の編成を急ぐ構えだ。