為替相場、動意の乏しい展開が続くか

今週の為替相場は、夏季休暇本番となることで、
動意の乏しい展開が継続するものと思われます。

大きな材料がない中、今週は米国ではFOMC
議事録が発表されることで、米国の利上げに対する
思惑が広まると考えています。

年内の米利上げに対する一つの答えが
出てくるのではないかと思います。

これを受けて、市場が乱高下することも考えられますが、
市場参加者が少ない分、動きが荒くなることも予想されるので
注意が必要だと考えます。

市場では、足元の米景気指標を睨んで、年内の利上げは
実施されると見込んでいる向きが多く、9月にも利上げある
との見方が広がると、一気にドル買いが強まる可能性もある
と思います。

とはいえ、イエレン米FRB議長が、利上げについて
慎重な姿勢を見せていることもあり、それなりの材料が
揃わないと米国の利上げは難しいとも考えられます。

9月に入ると、様々な材料が出揃うと思いますので、
その前の調整色が強まる可能性が予想されます。

また、リオオリンピックが開催されていることで、
あからさまテロなどは起こっていませんが、
何があるのかわかりません。

テロとの戦いが強まるような動きを見せれば、
それなりの影響が出てくると思いますが、今は、
オリンピックの熱狂に包まれている雰囲気が強いと
思います。

何も起こらなければ、オリンピック期間中は、
夏季休暇もあって、動意の乏しい展開が予想される
と考えます。

予想レンジは、
ドル円が98.20〜105.20円、
ユーロ円が110.20〜116.20円、
英ポンド円が128.20〜136.20円、
ドル円が76.20〜82.20円。