円、105円後半に下落するも105円台前半に戻す

10日の外国為替市場は、米国の大統領選挙でトランプ氏が
勝利したことをきっかけに、円は対ドルで一時101円台前半に上昇、
その後、米長期金利が上昇したことを背景に、ドルの買戻しが強まり、
105円台後半に円が下落した動きを継いで、朝方は105円台後半での
動きを見せていました。

ただ、円売り・ドル買いも続かず、その後、円はじりじりと切り返し、
一時104.95円付近まで上昇、その後は105円台前半で小動きとなっています。

またユーロ円は115円台前半で、英ポンド円は130円台半ばで推移しています。

市場では、急激な円買い後、ポジション調整の円売りが持ち込まれましたが、
円をさらに売る材料はなく、105円前後まで円が買い戻され、小動きとなった
と指摘しています。

トランプ大統領誕生後の米政府の対応を見極めたいとの声が多く、
為替相場はなお乱高下があるのではなないかとの見方が大勢となっています。