フィッシャー米FRB副議長、12月利上げへ意欲

米連邦準備制度理事会FRB)のフィッシャー副議長は11日、
チリで開かれた会合で講演し、「金融緩和を徐々に解除する
根拠は極めて強い」と述べ、12月中旬の金融政策会合での
利上げに意欲を示した。

8日の米大統領選で共和党ドナルド・トランプ氏が当選した後、
金融市場は混乱したが、すぐに沈静化し、米経済に悪影響は
及ばないと判断したもようだ。

フィッシャー氏は、物価と雇用も目標に
「かなり近いようだ」と述べ、条件が整ってきたと指摘。

2014年半ば以降のドル高による米経済や物価への悪影響は
大半が薄れ、海外経済の減速による下振れリスクも弱まった
との判断を示した。