黒田日銀総裁、GDPは回復基調を確認

黒田日銀総裁は14日、名古屋市内で記者会見し、
7〜9月期の実質GDP国内総生産)が3四半期連続の
プラス成長になったことについて「しっかりした内容で、
景気が基調として緩やかな回復を続けていることが改めて
確認された」と評価した。

さらに「個人消費は雇用や所得環境が改善する下で
底堅く推移しており、内需は全体として概ね横ばいだ」
と語った。

物価情勢に関しては「弱めになっているのは事実」と分析。

企業の価格設定などに慎重な動きも見られると語り、
足元の物価の弱さを認めた。

他方、黒田総裁はトランプ氏が勝利した米大統領選挙について
「米国の株価は大幅に上昇し、ドルも強くなっている」と指摘。

「これまでのところ市場は非常に歓迎ムードだ」との見解を示した。