米経済、大半地区で拡大=12地区連銀景況報告

米連邦準備制度理事会FRB)が11月30日発表した
12地区連銀景況報告(ベージュブック)によると、
米経済は10月初旬から11月半ばにかけて大半の地区で
拡大した。

企業関係者らの見通しは、概ね楽観的だが、大統領選に
伴う不確実性やドル高が重しになっているとの指摘もあった。

報告は今月13、14両日の連邦公開市場委員会FOMC)に
提出され、利上げの是非を議論する上でのたたき台となる。

報告によると、経済は「緩やか」に拡大した、
「横ばい」など、地区ごとにばらつきも見られた。

雇用は小幅に伸び、物価上昇圧力はわずかだった。

製造業は2、3地区でドル高が逆風となった。

小売りは過半数の地区で増加したものの、
新車販売は大半の地区で減少した。