円急伸、欧州市場で一時113円台に

12日の外国為替市場では、円が欧州市場に入って急伸、
対ドルで一時113.75円付近まで上昇しました。

円は対ユーロでも上昇、一時121.20円付近まで上昇しました。

また対英ポンドでも一時139.65円付近まで上昇しました。

その後は対ドルで114円前後、対ユーロで121円台前半、
対英ポンドで140円前後で推移しています。

トランプ次期米大統領が11日の記者会見で具体的な経済政策に
言及しなかったことへの失望感がドル売りを加速させた模様です。

また、トランプ次期米大統領が、日本の対米黒字に対して
批判的な発言を行ったことで、今後日米貿易摩擦が再燃する
との見方が出たことも、ドル売り・円買いにつながったと
見られています。

今後、トランプ次期米大統領の経済政策が明らかになる中で、
為替相場も方向感が鮮明になると思われますが、まずは20日
就任式後から打ち出される発言が注目されます。