カナダ中銀が政策金利を据え置き

カナダ中銀は18日、政策金利を予想通り0.50%に据え置いた。

ただ次期米政権の政策などをめぐり、世界見通しが不透明な状況が
解消していないとし、カナダが直面するリスクが現実のものとなった
場合は利下げを検討する可能性もあるとした。

カナダ中銀の主要な見解表明は、昨年11月の米大統領選挙以降では
今回が初めてで、中銀はトランプ次期政権による影響の大きさを
推し量るのは難しいとしながらも、「米国が保護主義的な貿易措置を
導入すれば、カナダの投資と輸出に重大な結果が及ぶ可能性がある」とした。

ポロズ総裁は「下方リスクが現実のものとなり、インフレ目標達成が
リスクにさらされれば、中銀には行動を起こす余地がある」とし、
「下方リスクが存在している限り、利下げは検討事項であり続ける」
と述べた。