米次期財務長官、「強いドル維持は雇用守る」

次期米政権の財務長官に指名された金融大手出身スティーブン・ムニューチン氏(54)の
承認公聴会が19日、上院財政委員会で開かれた。

ムニューチン氏は「強い通貨の維持につながる
通商政策を進め、雇用を守る」と表明した。

トランプ氏は、輸出に逆風となる最近のドル高傾向について
「(ドルが)強過ぎる」と発言していたが、ムニューチン氏は
歴代財務長官と同様に、ドル高を容認する姿勢を示した。

また、過度な規制を緩和するとも述べた。

トランプ氏は、巨額インフラ投資や法人税所得税
引き下げなどによって経済成長率を4%以上に押し上げると
主張した。

中国は人民元安を誘導しており、「為替操作国」に認定するよう
財務長官に指示すると表明している。