ドル、113円前後で小動き

1日の外国為替市場は、ドルが軟調な動きを継続しています。

前日のNY市場では、トランプ米大統領が日本は円安誘導を
行っていると指摘したことをきっかけに、ドル売り・円買いが
強まり、ドルは対円で一時112.08円まで下落しました。

その後はドルを買い戻す動きが出て、朝方の
為替市場では112円台後半で小動きとなっていました。

東京市場に入ると、ややドル買いが優勢となり、
113円台前半に切り返す動きが見られましたが、
ドルの上値は重く、113円前後の水準で一進一退と
なっています。

ユーロ円は122円前後、英ポンド円は142円前後、
ドル円は85円台前半で小動きとなっています。

日米首脳会談を前にして、トランプ米大統領
日本の通貨政策に対し、注文を付けたことで、
日米首脳会談では日本に対する要求が厳しいものに
なるとの見方が浮上しています。

今後、トランプ大統領の発言を巡って、リスク回避の
円買いが強まる可能性が出てきました。

ドル円相場が、政治相場の渦中に入ったことを
改めて確認したものと思います。