米公定歩合会合の議事要旨、3連銀が据え置き要求

米連邦準備理事会(FRB)が11日公表した公定歩合に関する会合の
議事要旨から、3月14〜15日の米連邦公開市場委員会FOMC)を目前に
控えた3月9日時点で、12地区連銀中影響力の強いニューヨーク連銀及び
セントルイスミネアポリスの計3連銀が据え置きを主張していたことが
明らかになりました。

2月23日と3月2日の両日に開かれた会合では、これら3連銀に加え、
サンフランシスコとアトランタの両連銀が「今後数カ月」で
入手されるデータを見極めたいとし、公定歩合の据え置きを
求めていました。

残りの7連銀は、米経済活動や労働市場に弾みがつき、インフレ率も
FRBの目標である2%に向かって上昇するとの見方から、公定歩合
引き上げを主張していました。

サンフランシスコとアトランタ連銀は3月9日の会合で
引き上げの支持に回っています。