ドル円は110円台後半で推移

11日の外国為替市場では、ドル円相場が
110円台後半とドルが下落しました。

前日はイエレンFRB議長の発言が利上げに前向きなものに
なるとの見方から、ドルは111円台で底堅い動きを見せましたが、
イエレンFRB議長の発言は緩やかなペースで利上げを行うことを
計画しているというもので、市場の当初の見方と違ったとの見方から
ドルが下落に転じました。

さらに、シリアや北朝鮮など地政学的リスクが意識される中、
ドル売りが強まる天気後なりました。

ドルは対円で110.60円付近まで下落し、その後も
ドルの安値圏で推移しています。

また、ユーロは仏大統領選挙を巡る思惑なども加わって、
対円で一時117.10円前後までユーロが下落し、その後も
ユーロの安値圏で推移しています。

英ポンド円は137円台前半で、豪ドル円は83円前後と、
いずれも円の高値圏での水準で推移しています。

市場では、地政学的リスクが大きな材料になっていると
指摘しており、結果的にリスク回避の円買いが強まる可能性が
出ていると指摘する声が強まっています。