4月の日銀会合主な意見、「景気判断、拡大が適当」

日銀は10日、4月26、27日に開いた金融政策決定会合
各政策委員から示された「主な意見」を公表しました。

景気情勢に関して、「判断を一歩進め、緩やかな拡大に
転じつつあると評価することが適当だ」などとする意見が
相次ぎました。

日銀は会合で景気判断を引き上げ、リーマン・ショック前の
2008年3月以来約9年ぶりに「拡大」と表現しました。

景気動向では前向きな見方が大勢を占めたが、物価をめぐっては
慎重な意見が目立ち、ある委員は、「年度初めの値上げ改定の
動きが過去数年と比べて弱く、値下げの動きも見られる」と
指摘しました。