文在寅氏、韓国大統領に就任

韓国の革新系「共に民主党」の文在寅氏(64)が
10日午前、第19代大統領に就任しました。

中央選挙管理委員会が当選を確定しました。

任期は5年。

文氏はさっそく李淳鎮・軍合同参謀本部議長から
北朝鮮の動向について電話で報告を受け、態勢に
万全を期すよう指示、公式業務を開始しました。

韓国メディアによると、新首相には李洛淵・全羅南道知事(64)が
内定しました。

李氏は東亜日報の東京特派員、韓日議員連盟の幹事長などを
務めた知日派で、任命案が国会で承認されれば、首相として
慰安婦問題など対日政策に積極的に関与するとみられます。

文氏の大統領就任で過去2代続いた保守政権から交代し、
9年ぶりとなる革新系政権が誕生となります。

朴槿恵前大統領(65)の罷免に伴う最高指導者不在状態は
解消され、文氏の下で韓国は新時代を迎えました。

中央選管は開票作業を終え、文氏は1342万3800票(得票率41.08%)を
得て当選し、保守系自由韓国党」の洪準杓氏(62)は785万2849票(同24.03%)、
中道系「国民の党」の安哲秀氏(55)は699万8342票(同21.41%)で、
文氏は2人に大差をつけました。