ECB議事要旨、市場対話の微妙な変更、極めて慎重に行う必要

欧州中央銀行(ECB)が18日公表した4月27日開催の理事会の
議事要旨によると、市場の過度な混乱を回避するため、
コミュニケーションの微妙な変更は極めて慎重に行うべき
との認識を当局者が示していたことが分かりました。

議事要旨は「現時点で金融状況はとりわけコミュニケーションの
変化に敏感になっており、非常に緩やかかつ慎重なやり方で
調整されるべきだと考えられている」と指摘しています。

また、「過去長年にわたって極めて緩和的な金融環境が
続いてきたため、コミュニケーションのわずかな変化でも
金融政策スタンスの変更に向かっていると受け止められれば、
強力なシグナル効果を発揮する可能性がある」としています。