メルケル独首相、ユーロ弱過ぎるとの認識を示す

ドイツのメルケル首相は22日、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和策により、
ユーロは「弱過ぎる」との認識を示しました。

ベルリンの学校で開かれたイベントで述べました。

同首相は、ドイツの貿易黒字はユーロ相場と原油価格の2つが
押し上げ要因となっており、これらはいずれも政府の管轄外だと
指摘し、ユーロは現在「比較的弱め」とし、「ユーロがECBの
政策により弱過ぎるため、ドイツ製品が相対的に安価となっている」
と述べています。

また原油価格が比較的低水準で推移していることも貿易黒字の
要因とし、エネルギー価格がもっと高水準にあれば、原油
輸入に頼るドイツ経済の貿易収支は現在とは違う状況にあっただろう
としています。