今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。

米国では足元ではインフレは弱含んでいるが、
雇用統計は堅調で、年内のあと1回の利上げは
実施されるとの見方が支配的となっており、
これがドルを支える材料になっています。

しかし、雇用統計の新規雇用増は一時的との見方も
出ています。

また、今週はイエレンFRB議長の議会証言が控えています。

ここでイエレン議長が米経済の先行き、金融政策について
どのような発言を行うのかが注目を集めています。

この議会証言で、利上げの確度や、米経済の動向について、
FRBがどのように考えているのか明らかになると思います。

一方、欧州でも、ECBが緩和策の解除を意識する発言を
しています。

どのタイミングで、金融引き締めに舵を切るのか、
注目したいと思います。

この行動次第で、ドル、ユーロの上昇が加速する可能性が
あります。

日本では
【10日】
5月の機械受注(予想前月比1.7%減、前回3.1%減)
5月の国際収支経常収支(予想1兆7928億円の黒字、前回1兆9519億円の黒字)
5月の国際収支貿易収支(予想150億円の赤字、前回5536億円の黒字)
6月の景気ウォッチャー調査現状判断DI(予想49.0、前回48.6)
6月の景気ウォッチャー調査先行き判断DI (予想50.3、前回49.6)

【12日】
5月の第3次産業活動指数(予想前月比0.5%低下、前回1.2%上昇)

【14日】
5月の鉱工業生産確報(前回前月比3.3%低下)

欧州では
【10日】
5月の独経常収支(予想162億ユーロの黒字、前回151億ユーロの黒字)
5月の独貿易収支(予想185億ユーロの黒字、前回181億ユーロの黒字)

【12日】
6月の英失業率(前回2.3%)
6月の英失業者数(前回0.73万人増)
5月のユーロ圏鉱工業生産(予想前月比0.3%上昇、前回0.5%上昇)

【13日】
6月の英RICS住宅価格(予想1.5%上昇、前回17%上昇)

【14日】
5月のユーロ圏貿易収支(前回179億ユーロの黒字)

米国では
【10日】
5月の米消費者信用残高(予想120.00億ドル増、前回81.97億ドル増)

【11日】
5月の米卸売売上高(前回前月比0.4%減)

【12日】
米地区連銀経済報告(ベージュブック)

【13日】
6月の米生産者物価指数(予想前月比横ばい、前回横ばい)
6月の米生産者物価指数コア(予想前月比0.2%上昇、前回03%上昇)
最新週の米新規失業保険申請件数(前回24.8万件)

【14日】
6月の米消費者物価指数(予想前月比0.1%上昇、前回0.1%低下)
6月の米消費者物価指数コア(予想前月比0.2%上昇、前回0.1%上昇)
6月の米小売売上高(予想前月比0.1%増、前回0.3%減)
6月の米小売売上高除自動車(予想前月比0.2%増、前回0.3%減)
6月の米鉱工業生産(予想前月比0.3%上昇、前回横ばい)
6月の米設備稼働率(予想76.8、前回76.6%)
7月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報(予想95.0、前回95.1)
5月の米企業在庫(予想前月比0.3%増、前回0.2%減)

その他では
【12日】
カナダ中銀政策金利発表