今週の材料は?
今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。
この中、欧州では欧州中央銀行が政策金利を
決定する会合を開きます。
最近の中銀幹部の発言では、超緩和策から
正常な金融政策に戻す考えが欧州中央銀行内で
あるようで、公開の会合でどのような発言が
出るのか、会合後の行われる高官の発言を
注目したいと思います。
実際に、利上げに踏み切らなくても、超緩和策の
解除を意識させるような発言が出れば、金利差を
意識したユーロ買いが強まるような感じがしますので
要注意だと思います。
ただ、夏場の欧州情勢は気掛かりです。
金融関係の話題で、金融市場が大揺れになるのは
欧州発であることが多いことに気を付けたいと思います。
一方、米国では利上げのタイミングについて、
慎重な姿勢が出ていることで、大きな動きは
ないと思います。
ただ、利上げについて積極的な発言がFRBの高官から
出るようなら、欧州と並んで、米国の利上げ姿勢に
対する思惑が広がり、ドル買い、ユーロ買いの動きが
強まる可能性があることには気を付けたいと考えます。
米国では
【17日】
7月のNY連銀製造業景況指数(予想15.00、前回19.80)
【18日】
6月の米輸入物価指数(予想前月比0.2%低下、前回0.3%低下)
7月の米NAHB住宅市場指数(予想68、前回67)
5月の米対米証券投資(前回18億ドル増)
【19日】
6月の米住宅着工件数(予想年率換算116.0万件増、前回109.2万件増)
6月の米建設許可件数(予想年率換算120.8万件増、前回116.8万件増)
【20日】
最新週の新規失業保険申請件数(前回24.7万件)
7月のフィラデルフィア連銀製造業指数(予想21.5、前回27.6)
欧州では
【18日】
6月の英消費者物価指数(予想前年比2.9%上昇、前回2.9%上昇)
6月の英小売物価指数(予想前年比3.6%増、前回3.7%増)
7月の独ZEW景気期待指数(予想18.3、前回18.6)
7月のユーロ圏ZEW景気期待指数(前回37.7)
6月のユーロ圏消費者物価指数確報(予想前年比1.3%上昇、前回1.3%上昇)
【19日】
5月のユーロ圏建設支出(前回前月比0.3%増)
【20日】
6月のスイス貿易収支(前回34.0億スイスフランの黒字)
6月の独生産者物価指数(予想前年比2.3%上昇、前回2.8%上昇)
6月の独小売売上高(予想前月比0.3%減、前回1.2%減)
欧州中銀金融政策発表
7月のユーロ圏消費者信頼感速報(予想マイナス1.1、前回マイナス1.3)
【21日】
6月の英財政収支(前回60億ポンドの赤字)