トランプ米大統領、与党執行部を批判

トランプ米大統領は24日、連邦政府の債務上限引き上げ問題をめぐり、
与党共和党執行部をツイッター上で批判しました。

同大統領は、同党が自分の提案に従わず「混乱が起きている」とし、
政策の停滞にいら立ちをあらわにしました。

議会が今秋までに債務上限を引き上げなければ、米国債はデフォルト
債務不履行)に陥る可能性があります。大統領と同党の不協和音が
表面化し、金融市場では懸念が強まっています。

大統領は、マコネル上院院内総務とライアン下院議長を名指しし、
反対を受けにくい退役軍人支援法に債務上限引き上げ措置を
盛り込むよう求めましたが、「彼らはそうしなかった」と批判しました。

そのために上限引き上げを通すのが難しくなったと主張し、
両氏に責任を押し付けました。

これに対し、ライアン議長は米CNBCテレビで、デフォルト回避には
「多くの選択肢がある」と受け流しています。