7月の日銀議事要旨、物価「弱めの動き」

日銀は26日、7月19、20日に開いた金融政策決定会合
議事要旨を公表しました。

この会合で2018年度ごろとしてきた2%の物価上昇目標の
達成時期を「2019年度ごろ」に先送りしたことについて、
大方の委員は「(物価は)足元、弱めの動きとなっている」
との見方を示しました。

大方が2019年度ごろの2%程度達成を予想しましたが、
複数の委員は「達しない」と反論しています。

ある委員は「物価目標の達成時期の先送りを繰り返すことは
日銀の物価見通しの信認に関わる」と指摘した上で、
「(2%目標を)中長期的で柔軟な目標と位置付けることが
適当だ」と強調しました。