ドル円は110円台後半に上昇

16日の外国為替市場では、ドル円相場は
110円台後半に上昇しました。

朝方は110円台半ばを中心に、ドルが軟調
展開となりましたが、その後はじりじりと
ドル買いが強まり、ドルは110円台後半に
買い戻されています。

この日も、欧米金利差の縮小を材料に、
欧州通貨買い・ドル売りが」先行する展開と
なっています。

ドル円は110.85円前後で、ユーロ円は136.05円前後で、
英ポンド円は153.00円前後で、豪ドル円は88.40円前後で
推移しています。

市場では、米国の利上げの動きは変更はないものの、
欧州が本格的な利上げに踏み込む構えを見せていること、
日本でも超緩和策の出口戦略の意図が透けて見える
との声が聞かれている状況です。

これまでは、米国だけが金利上昇を目指していましたが、
欧州がその後を追い、日本にもその可能性が出てきたことで、
金利差で優位だったドル売りが持ち込まれる動きが
出ていると指摘する声も出ています。