パウエルFRB議長、米景気「過熱の証拠ない」

米連邦準備制度理事会FRB)のパウエル議長は1日、
上院銀行委員会での公聴会で証言し、「米景気が
過熱している証拠はない」と述べ、緩やかな利上げの
継続が適切との考えを改めて示しました。

同議長は、米失業率が大きく低下したことを踏まえ
完全雇用に極めて近い」と語りました。

ただ、インフレの加速につながる賃金上昇に関して
「伸びが大きくなったとの証拠はない」と指摘し、
「緩やかな利上げにより、雇用と物価安定の
バランスを図り、景気過熱の回避に努める」と
述べました。