ドル円、106円付近で推移

2日の外国為替市場では、ドル円相場は
106円付近で推移しています。

朝方は106円台前半で推移していましたが、
その後はじりじり露ドル売り円買いが進み、
円は一時105円台後半に上昇する動きが
見られました。

105円台では、ドル買いも厚く、その後は
106円付近でのもみあいとなっています。

市場では、トランプ米大統領が鉄鋼に25%、
アルミに10%の関税を課す方針を表明したことを受け、
貿易摩擦への不安が広がり、リスク回避の円買いが
強まりました。

また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、
上院銀行委員会で証言し、米経済が過熱している兆候はなく、
労働市場には依然、改善の余地があり得るとの認識を
示しましたが、市場では、27日の下院での証言よりも
タカ派姿勢が多少トーンダウンしたとの声が
聞かれたこともドル売り材料視されました。

ただ、FRBが今年少なくても3回の利上げを行うとの見方が
大勢となっており、ドル売りも限定的となっています。

ドル円は105.95円前後で、ユーロ円は130.05円前後で、
英ポンド円は146.05円前後で、豪ドル円は82.20円前後で
推移しています。