今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。

米国が利上げを発表したり、欧州も利上げについて
前向きな発言が出てくる中で、中央銀行政策金利
行方についてはある程度の見極めが出てきていると
思います。

経済指標に対する関心もやや薄れている感じがあります。

特に、月末を迎える中で、経済指標に対する感応度が
乏しくなっている感じがあります。

ただ、トランプ米大統領が打ち出している貿易戦争の
行方については大いに関心が集まっています。

105円台を超えて円高傾向にある日本にとっては、
日本も制裁される国と指摘されていることで、
米国からの圧力が強まれば一段の円高に進む可能性が
強いことには留意が必要かと思います。

このため今週は、経済指標に対する反応よりは、
米高官発言の影響が大きいとみています。

欧州では
【26日】
10〜12月期の仏GDP確報(予想前年比1.5%増、前回2.5%増)

【27日】
3月のユーロ圏経済信頼感(予想113.3、前回114.1)
3月のユーロ圏消費者信頼感確報(予想0.1、前回0.1)

【28日】
3月の仏消費者信頼感指数(予想100、前回100)

【29日】
3月の英GfK消費者信頼感(予想マイナス19、前回マイナス10)
3月の英失業率(予想5.3%、前回5.4%)
3月の英失業者数(予想1.5万人減、前回2.2万人減)
2月の英消費者信用残高(予想14億ポンド増、前回14億ポンド増)
10〜12月期の英経常収支(予想238億ポンドの赤字、前回228億ポンドの赤字)
10〜12月期の英GDP確報(予想前年比1.4%増、前回1.4%増)
3月の独消費者物価指数速報(予想前年比1.7%上昇、前回1.4%上昇)

【30日】
3月の仏消費者物価指数(予想前年比1.4%上昇、前回1.2%上昇)

米国では
【27日】
1月の米S&P/ケースシラー住宅価格指数(予想前年比6.10%、前回6.30%)
3月の米リッチモンド連銀製造業指数(予想22、前回28)
3月の米消費者信頼感指数(予想131.0、前回130.8)

【28日】
2月の米卸売在庫(前回前月比0.8%増)
10〜12月期の米GDP確報(予想前期比年率2.7%増、前回2.5%増)
10〜12月期の米個人消費確報(前回前期比年率3.8%上昇)
10〜12月期の米GDPデフレーター確報(予想前期比年率2.3%上昇、前回2.3%上昇)
10〜12月期の米コアPCEデフレーター確報(前回前期比年率1.9%上昇)
2月の米中古住宅販売保留件数指数(予想前月比2.0%上昇、前回4.7%低下)

【29日】
最新週の新規失業保険申請件数(予想23.0万件、前回22.9万件)
2月の米コアPCEデフレーター(予想前月比0.2%上昇、前回0.3%上昇)
2月の米個人所得(予想前月比0.4%増、前回0.4%増)
2月の米個人消費支出(予想前月比0.2%増、前回0.2%増)
3月の米シカゴ購買部協会景気指数(予想62.0、前回61.9)
3月の米ミシガン大消費者信頼感指数確報(予想102.0、前回102.0)

日本では
【30日】
2月の失業率(予想2.6%、前回2.4%)
2月の有効求人倍率(予想1.60倍、前回1.59倍)
3月の東京都区部消費者物価指数コア(予想前年比0.9%上昇、前回0.9%上昇)
2月鉱工業生産速報(予想前月比5.0%上昇、前回6.8%低下)