カナダ中銀、政策金利を据え置き

カナダ銀行(中銀)は18日、政策金利
1.25%に据え置きました。

ただ、賃金の伸びやインフレ動向を踏まえ、
時間とともに追加利上げが必要になる可能性が
あるとの認識を示しています。

長らく表明してきた物価や賃金圧力に関する
慎重な文言が変更され、将来の金利の道筋に対し
タカ派的なトーンが強まっています。

中銀は声明で、とりわけインフレと賃金上昇の
動向において進展がみられたと指摘し、「インフレを
目標に向かわせるために緩和政策が依然必要では
あるものの、確認されている進展は、時間とともに
利上げが正当化されるという中銀政策委の見通しを
支える」としました。

その上で、利上げへの経済の反応などを配慮する
と同時に、今後入手される経済指標を踏まえ、将来の
金利の道筋に関し「引き続き慎重であり続ける」と
しています。