日銀地域経済報告、「景気判断を全9地域据え置き」も豪雨の影響注視

日銀は9日、夏の支店長会議を開き、全国各地の
景気動向を分析した「地域経済報告
(さくらリポート)をまとめました。

景気の総括判断について、全国9地域いずれも
前回4月時点から据え置きました。

日銀は「所得から支出への前向きな循環が
続いている」と指摘しましたが、近畿に対しては
「一部に(大阪北部)地震の影響が見られる」
と言及しました。

山田大阪支店長は同日の記者会見で、
地震について「景気の基調に大きな影響を
与えるものではない」と指摘しましたが、
西日本を中心に大きな被害をもたらした
豪雨については「生産、物流面をはじめ
経済への影響を丹念に見ていく」と述べ、
注視する必要があるとの認識を示しました。

宮下福岡支店長も「生産、消費、観光に
相応の影響が出てくる」と述べました。