G20声明、貿易摩擦でリスク増大、「対話と行動強化」

20カ国・地域(G20財務相中央銀行総裁会議
22日午後、貿易摩擦の増大が世界経済の成長に
対するリスクを高めているとする共同声明を
採択して閉幕しました。

保護主義をうたった昨年のハンブルク首脳宣言を
再確認するとともに、対話と行動を強化する
必要性を認識しました。

通貨安競争の回避も改めて打ち出しなした。

今回のG20は、米国と中国が相互に関税を
上乗せする貿易戦争に突入して以降初めて
開かれました。

声明は世界経済への悪影響を防ぐ決意を
示しましたが、今後は実効性が
問われることになります。

声明は世界経済について「成長は引き続き
強固だ」としながらも、「短期から中期に
かけての下方リスクは増大している」と
説明し、具体的には「貿易及び地政学上の
緊張の高まりや国際的な不均衡が含まれる」
と明記し、監視と行動を約束しました。