4日発表の経済指標

【ユーロ圏】
12月のユーロ圏消費者物価指数は前年比1.6%上昇に鈍化
欧州連合(EU)統計局が発表した12月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年比1.6%上昇と、前月の1.9%上昇から上昇率が鈍化しました。
エネルギー価格の上昇率が大幅に鈍化したことが影響しました。
コアインフレ率(エネルギー、食品を除く)は12月は1.1%と、前月比変わらずとなりました。

12月のユーロ圏総合PMI改定値は51.1の悪化
IHSマークイットが4日発表した2018年12月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)改定値は、製造業とサービス部門をあわせた総合が51.1と11月の52.7から悪化し、2013年7月以来、5年半ぶりの低水準となりました。

【ドイツ】
12月の独失業率は5.0%と横ばい
ドイツ連邦雇用庁が4日発表した12月の失業率は5.0%と前月と横ばいとなり、1990年の東西ドイツ統一後で最低を維持しました。
また、12月の失業者数は前月比1.4万人減の226.1万人にとどまりました。

12月の独サービス部門PMI改定値は51.8に低下
IHSマークイットが4日発表した12月のドイツサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.8と、前月の53.3から低下し、27カ月ぶりの低水準となりました。
速報値の52.5から下方修正されました。

【フランス】
12月の仏サービス部門PMI改定値は49.0に下方修正
IHSマークイットが4日発表した12月の仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.0と、前月の55.1から大幅に低下しました。

【英国】
12月の英サービス部門PMIは51.2に上昇
IHSマークイット/CIPSが4日発表した2018年12月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は51.2で11月の50.4から上昇しました。

【米国】
12月の米新規雇用は前月比31.2万人の大幅増に
労働省が4日発表した昨年12月の雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門の就業者数は季節調整済みで前月比31.2万人増と、昨年2月(32.4万人増)以来10カ月ぶりの大幅な伸びとなりました。
失業率は3.9%と前月から0.2ポイント上昇しました。
物価動向の先行指標として注目される平均時給の伸びは前年比で3.2%と、約9年半ぶりの高い上昇率となった昨年10月と同水準でした。