債務上限引き上げ失敗でも、米債保証支払い開始まで3日の猶予=ISDA
国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)は26日、
米議会が期限の8月2日までに連邦債務上限引き上げ合意に
失敗した場合でも、米国債の保証の支払い開始まで少なくとも
3日の猶予があることを明らかにした。
期限までに債務上限引き上げで合意が得られず米国が
事実上のデフォルト(債務不履行)に陥った場合の、
推定47億7000万ドルに上る米国債の
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)に
絡む支払いをめぐり混乱が出ている。
これについてISDAのグローバル・コミュニケーション部門責任者、
スティーブン・ケネディ氏は、CDSに関する規則の下では、
米国債のデフォルト状態の改善に少なくとも
3日の猶予が与えられていると述べた。
米国債に関する文書にこれよりも長い猶予期間が
記載されている場合、猶予期間がさらに長くなる可能性もある。