オランダ議会、ギリシャ支援支持から転換も

フィンランドギリシャ融資の条件としてギリシャ側から
担保を差し入れることで合意したことに関し、オランダ最大野党は、
フィンランドだけがギリシャから融資保証を受けるようなら
オランダ議会は支援策を支持しないとの見方を示した。

オランダの最大野党・労働党のスポークスマンはロイターに対し、
ルッテ首相が愚かな姿勢をとったと指摘。

議会が22日午前中に政府から
回答を要求していることを明らかにした。

いろいろな国が融資保証を求めるのは「まったく非合理」だとし、
「すべての国が優遇措置を要求すれば」救済の合意は成立し得ないと指摘した。

労働党は、2番目に多い議席を持つ野党。

これまでルッテ首相の自由民主党キリスト教民主勢力から成る
連立政権のギリシャ支援方針を支持してきた。

自由党ギリシャ支援に反対していることから、
ルッテ政権にとっては労働党の支持が極めて重要となっている。

オランダ政府は、フィンランドギリシャの合意を批判。

オーストリアスロバキアとともに、フィンランドと同様、
担保を要求する見解を示している。