今解散できる状況ではない、3次補正は経済対策も=野田新代表

民主党野田佳彦新代表は29日午後に記者会見し、
今は政治空白を作る状況ではないとし、
「そもそも解散できない」と早期解散を否定した。

ただ、(衆議院議員の任期の)4年間仕事を続けるのが基本だが、
いろんなことが起きれば解散もあり得るとし、
解散権を縛るものではないとの見方もあわせて示した。

一方、第3次補正予算については、財源の問題も含めて
野党の賛同が得られないと作れない、とした上で
「なるべく早く提出したい。経済対策も入る」と語った。

政権運営については「まず連立与党として友党関係にある
国民新党亀井静香代表にあいさつし、その上で自民、
公明両党のトップに早急にあいさつに行けるようにしたい」と話し、
「基本的には自民、公明との3党合意は誠実に守っていく
政策協議はしっかりやっていく」と3党合意を守る姿勢を示した。

党役員人事について野田新代表は「役員人事は早急に決めたい。
きょう1日もう1回整理してなるべく早い段階で公表したい」
と述べるにとどめたが、「トータルで党をあげた体制を
作っていきたい」とも発言。

首班指名選挙に関しては、安住淳国会対策委員長
あすの本会議で決めるよう指示したという。

個別の閣僚人事については首班指名の後に対応したいとして
具体的なスケジュールは示さなかった。