米経済、拡大と縮小のきわどい境界に=ダラス地区連銀エコノミスト

米ダラス地区連銀の首席エコノミスト、ハービー・ローゼンブラム氏は27日、
米経済は拡大と縮小の「きわどい境界」にあるとの認識を示し、
金融政策の微調整は奏功していないもようだと述べた。

雇用創出の原動力は勢いを失い、一段と「後退」する可能性が
あると指摘、インフレ加速について信憑性のあるリスクも
存在するとの見解を示した。

同氏は講演で「経済成長は鈍化しており、停滞している
可能性もある」とし、「薬は効き目を現していない」と述べた。

米国が2%超の成長を回復する確率は五分五分を
上回っているとしたものの、経済が今後、予想よりも
改善するか悪化するかと問われれば、
悪化すると答えざるを得ないと語った。