米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は7日、
上院予算委員会で証言し、欧州の危機が米経済に打撃を
与える事態を防ぐ決意を改めて表明した。
証言原稿は、前週の下院予算委員会での
証言内容とほぼ同一なった。
議長は「欧州当局と頻繁に連絡をとっている。
引き続き情勢を注視し、米国の金融システムと経済を
保護するためにあらゆる利用可能な手段を講じる」と述べた。
米景気見通しについては慎重な見方を維持し、
「労働市場が正常に機能していると言えるまでには
長い道のりが残されている」と述べた。
3日に発表された1月の米雇用統計への言及はなかった。