日本はTPP交渉参加なら米国の要求協議へ=USTR

米通商代表部(USTR)によると、日本の当局者は7日、
日本が環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加すれば、
貿易に関する米国の主な要求について協議する用意があると表明した。

USTRのガスリー報道官は「今後、幅広い問題で
米国と共に取り組む用意があるとの日本政府の姿勢を
当局者は強調した」との声明を発表した。

「次の段階として、両国政府は21〜22日にワシントンで
事務レベル会合を開催することで合意した」としている。

日米両政府はこの日、日本のTPP交渉参加を
めぐる初めての公式協議を開催した。

日本のTPP交渉参加をめぐっては、日本の市場開放を
疑問視する米自動車業界から反対の声があがっている。

USTRのカーク代表は、このほど行われた
ロイターとのインタビューで「非常に
慎重なプロセスを踏む必要がある」と発言。

一方で「作業が遅れることがあってはならないとの認識でも
一致している。各国首脳は年内のTPP合意を求めている」と述べた。