中国、リスク資産への法定準備金率1.5%に引き上げへ=報道

中国国営紙の金融時報は18日、リスク資産に対する
金融機関の法定準備金率が1%から1.5%に引き上げられると伝えた。
金融業界のリスク低減が狙い。

同紙によると、財政省は景気循環の転換期に備え、
金融機関のキャッシュ保有を厚めにする新規制を承認した。
7月1日から施行される。

各金融機関はリスク資産の評価にあたり、業界基準、
もしくは財政省の基準に合致すれば独自の
評価モデルを利用することもできる。

新規制は金融業界に属する企業すべてに適用される。

ただ、中国の銀行に特化した規制に比べ厳しくはない。

昨年公布された銀行向けの規制によると、全債権に対する
貸倒引当金比率が最低2.5%、不良債権総額に対する
貸倒引当金比率が最低150%となっている。