財政再建で一定の前進、一段の取り組み必要=ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は16日、
各国政府は財政再建で一定の前進を遂げているが、
一段の取り組みがなお必要との考えを示した。

総裁は講演で「この点における進展の度合いに関しては、
十分に認識されておらず、言及に値する。一段の取り組みが
必要なことが明白だが、抜本的な対策が講じられた場合には、
状況が早期に改善することを理解すべきだ」と述べた。

また総裁は、スペイン中央銀行から、同国の銀行セクターの
問題に関して、ともに取り組むよう要請されたことを明らかにした。

ただ、ECBの果たす役割など、詳細には言及しなかった。