2012-05-16から1日間の記事一覧

アイスランド中銀が政策金利引き上げ、追加利上げも示唆

アイスランド中央銀行は16日、主要政策金利を 50ベーシスポイント(bp)引き上げ5.50%とした。また、今後数カ月間でインフレが鈍化しない場合は 追加利上げもあり得ると表明した。中銀は声明で「インフレが向こう2〜3カ月の間に鈍化せず、 他の条件にも変化…

ギリシャがユーロ離脱すれば大きな間違い=スペイン首相

スペインのラホイ首相は16日、ギリシャがユーロを離脱すれば 「大きな間違い」だとの認識を示した。 議会へ向かう途中で記者団に述べた。スペイン国債の対独連邦債利回りスプレッドは16日、 500ベーシスポイント(bp)を超えた。

ギリシャ離脱でもユーロは存在し続ける=伊経済発展相

イタリアのコッラード・パッセラ経済発展相は16日 朝のテレビニュース番組で、ギリシャがユーロ圏から 離脱したとしても、ユーロは存在し続けるとの認識を示した。同相は「ギリシャがいなくてもユーロが 存在し続けられるのは当然のことだ」と指摘。「欧州は…

ギリシャで預金引き出し加速、大統領「パニックの恐れ」=議事録

6月の再選挙を控え、ユーロ圏にとどまれるかどうかの 瀬戸際に立つギリシャで、銀行預金を引き出す動きが加速している。パプリアス大統領は「パニックに 発展しかねない恐れ」があることに言及した。大統領と各党党首との会談議事録で明らかになった。大統領…

インドルピーが過去最安値更新、世界的なリスク回避で

インドルピーは16日、世界的なリスク回避の動きや、 インドのファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の 悪化を受け、過去最安値を更新した。ルピーは対ドルで54.31ルピーをつけ、昨年12月中旬につけた 過去最安値54.30ルピーを更新した。市場関係者によると…

ギリシャ問題、今後の動向を日本として注視する必要=官房長官

藤村修官房長官は16日午前の記者会見で、 ギリシャの連立協議が不調に終わり、再選挙が 行われることになったことに関して「他国の政治動向に コメントは控えるが、引き続き今後の動向を 日本としても注視する必要がある」と語った。また、「IMFとユーロ圏が…

米格付け機関、加州の財政赤字見通し引き上げでも格付け据え置き

米国の格付け機関は15日、カリフォルニア州の 格付け及び格付け見通しを据え置いた。ブラウン知事が同州の翌年度の財政赤字見通しを 上方修正していたが、据え置きとなった。ただ、格付け機関のアナリストは、財政赤字の解消を目指す ブラウン知事の計画を議…

米住宅市場はぜい弱、規制など不透明感が足かせ=デュークFRB理事

デューク米連邦準備理事会(FRB)理事は15日、住宅市場について、 一時的な改善の兆しがみられるものの依然ぜい弱で、新たな融資規則や 政府の住宅支援策の今後をめぐる不透明感から回復が阻害されている との認識を示した。理事は全米リアルター協会(NAR)…

米FBI、巨額損失めぐりJPモルガンを捜査=関係筋

JPモルガン・チェースのトレーディング損失をめぐり、 米連邦捜査局(FBI)のニューヨーク事務所が捜査を開始した。 関係筋が15日明らかにした。関係筋によると、捜査は「予備的」な段階にある。また米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は15日、 関係…

JPモルガンの巨額損失、米議会での金融規制論議に影響

JPモルガン・チェースがトレーディングで巨額の損失を 出したことを受け、金融業界に対する 米議会の視線が厳しさを増しており、 金融規制改革の議論に 影響を与える可能性が出ている。上院のリード民主党院内総務は JPモルガンの行動を「ギャンブルだ」と非…

JPモルガンの巨額損失、規制改革の一段の根拠=米財務長官

ガイトナー米財務長官は15日、JPモルガンの巨額損失を受け、 金融規制改革を行う根拠が一段と増したとの認識を示した。長官は講演で「(JPモルガンの)リスク管理の失敗は、 金融改革を正当化する非常に強い根拠だ」と発言。「改革によって試されるのは、銀…

ECB3年物オペ、第3弾実施の観測高まる=フィッチ調査

最近のユーロ圏危機の再燃を受け、欧州中央銀行(ECB)が 向こう1年以内に3回目の3年物長期資金供給オペ(LTRO)を 実施するとの観測が銀行関係者や投資家の間で高まっている。格付け会社フィッチ・レーティングスが 15日公表した四半期調査で明らかになった…

オランダ、ギリシャのユーロ離脱シナリオを検証=財務相

オランダのデヤーヘル財務相は、オランダ放送協会(NOS)に対し、 同国政府がギリシャのユーロ離脱のシナリオを 検証していることを明らかにした。ただ、ギリシャに対しては、ユーロ圏にとどまり改革を進め、 歳出削減に取り組むよう求めるのが欧州の政策だ…

オランド仏新大統領が就任、欧州財政協定の見直し強調

先のフランス大統領選で当選した社会党の フランソワ・オランド前第1書記(57)が15日、 大統領府(エリゼ宮)で行われた就任式で宣誓を行い、 第5共和制7人目の大統領に正式に就任した。社会党出身の大統領としては 故ミッテラン元大統領以来17年ぶりとなる…

独仏首脳が成長促進で連携確認、来月のEU会議で共同提案へ

就任したばかりのオランド新フランス大統領と、メルケル独首相は15日、 首脳会談を行い、欧州の成長促進に関する考え方に相違があることを 認める一方、来月末の欧州連合(EU)首脳会議で共同提案を行うべく 連携していくことを確認した。オランド大統領は共…

ギリシャのユーロ圏離脱に備える必要=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は15日、 ギリシャがユーロ圏から離脱すればかなりの混乱を きたすと警告し、こうした事態に備えておく必要が あるとの認識を示した。同専務理事はフランスの24テレビのインタビューで、 ギリシャはユーロ圏を離脱する…

EU財務相理事会、銀行資本規制めぐる協議で妥結

新銀行資本規制に関する欧州連合(EU)財務相理事会の協議は15日、 当初規制法案に反対していた英国が歩み寄る姿勢を示したことで妥結し、 欧州は新自己資本規制「バーゼルⅢ」に沿った資本規制法の 導入に向け一歩前進した。英国は、世界各国が合意した資金…

豪中銀、成長・インフレ鈍化で50bp利下げが適切と判断=議事録

オーストラリア準備銀行(RBA、中銀)が15日公表した 5月1日の金融政策委員会議事録によると、同日の委員会では、 経済成長率やインフレ率が鈍化したことや、貸出金利が 若干上昇したことを受けて、50ベーシスポイント(bp)の 利下げを決定したことが明らか…

JPモルガンCEO、株主総会で巨額損失について謝罪

トレーディングで巨額の損失を出したJPモルガン・チェースは15日、 年次株主総会を開催し、ダイモン最高経営責任者(CEO)は 損失問題について謝罪するとともに、関係者を処罰する考えを示した。株主総会では、CEOと会長の職務を分離する提案が否決され、 株…

オバマ米大統領、APEC首脳会議欠席へ=米ホワイトハウス

米ホワイトハウスは14日、オバマ大統領が9月初めに ロシアのウラジオストクで開催されるアジア太平洋経済協力会議 (APEC)首脳会議を欠席することを明らかにした。同じ週にノースカロライナ州で民主党の党大会が開かれ、 オバマ大統領は9月6日に大統領選挙…

オバマ米大統領、巨額損失出したJPモルガンに口座を保有

米ホワイトハウスは15日、巨額損失問題で揺れている JPモルガン・チェースにオバマ大統領が口座を 保有していることを明らかにした。口座は個人顧客の資産管理用当座預金で、 受け入れ可能な金額は50万0001ドル〜100万ドル。JPモルガンは20億ドルを超すトレ…

米FRBがJPモルガンを調査、20億ドルの巨額損失受け

米連邦準備理事会(FRB)スポークスマンは14日、 JPモルガン・チェースが20億ドル以上に達する 可能性のあるトレーディング損失を被ったことに関し、 それ以外にも同じようなトレーディング戦略を とっていないかどうか調査していると明らかにした。同スポー…

JPモルガン巨額損失でCIO辞任、米大統領は規制改革の必要性強調

JPモルガン・チェースは14日、 ヘッジ戦略の失敗で 巨額の損失を出した問題を受け、アイナ・ドルー最高投資責任者 (CIO)が辞任すると発表した。後任にはグローバル・フィクストインカム部門責任者の マット・ゼームズ氏が就任する。ダイモン最高経営責任者…

カナダ財務相、ユーロ圏の単一通貨「放棄」に言及

カナダのフレアティ財務相は14日、ユーロ圏が加盟国を 救済しないのならば、単一通貨という概念自体を放棄すべき、 との考えを明らかにした。 地元CTVテレビで述べた。同相は「ユーロ圏は今、危機に瀕しており、 ユーロ圏の将来がかかっている」と述べた。「…

スイスフランは依然過大評価 あらゆる手段で上限死守=中銀総裁

スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は14日、 中銀がスイスフラン相場の上限として設定した 1ユーロ=1.20フランの水準であっても、フランは依然として 過大評価されているとの見方を示した。中銀は前年9月6日、ユーロ圏債務危機が深刻化するなか ス…

イタリアの銀行26行を格下げ、見通しネガティブ=ムーディーズ

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、 イタリアの銀行26行の長期債務格付けと 預金格付けを引き下げたと発表した。 引き下げ幅は1〜4段階で、格付け見通しは いずれも「ネガティブ」としている。イタリアの5大銀行は大量のイタリア国債…

ユーログループ議長、ギリシャのユーロ圏離脱を強く否定

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の ユンケル議長(ルクセンブルク首相)は、14日の会合後、 ギリシャがユーロ圏から離脱するとの観測は 「プロパガンダでナンセンス」だとして、強く否定した。また、ギリシャに対し、救済プログラムを受ける条件として…

ECBが一部ギリシャ銀へのオペを停止、自己資本不足で=中銀筋

欧州中央銀行(ECB)は、資本増強が不十分な 一部のギリシャ銀に対して、流動性供給オペを停止した。 ユーロ圏中銀筋が16日、明らかにした。ECBはコメントを拒否した。ECBは支払い能力のある銀行に対してのみ リファイナンスオペを実施している。ECBのオペか…

財政再建で一定の前進、一段の取り組み必要=ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は16日、 各国政府は財政再建で一定の前進を遂げているが、 一段の取り組みがなお必要との考えを示した。総裁は講演で「この点における進展の度合いに関しては、 十分に認識されておらず、言及に値する。一段の取り組みが 必…

英中銀が中期インフレ予想を下方修正、追加策実施の可能性示唆

イングランド銀行(英中央銀行)は16日発表した 四半期インフレ報告で、深刻化している ユーロ圏債務危機が英国の景気回復に対する リスクとなっているとし、短期的な インフレ見通しを上方修正した。ただ、中銀は中期インフレ見通しを予想外に下方修正。追…