米経済、「深刻な向かい風」に直面=ホワイトハウス
米大統領経済諮問委員会(CEA)のクルーガー委員長は1日、
5月の雇用統計の内容について、経済が成長を続けていることを
示しているものの、伸びは十分ではなく、ユーロ圏危機や
ガソリン高など依然「深刻な向かい風」に
さらされているとの認識を示した。
委員長は声明で「労働市場の問題は長期にわたり
生み出されたものであり、一朝一夕には解決しない」と指摘。
「金融危機やリセッション(景気後退)によって
引き起こされた損傷の修復に向け、
依然として課題は山積している」と述べた。
5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が6万9000人増と、
昨年5月以降で最も低い伸びとなったほか、
失業率は8.2%に上昇、昨年6月以来の悪化となった。