米NY連銀、銀行のLIBOR操作容認した事実ない=財務長官

ガイトナー米財務長官は26日、ロンドン銀行間取引金利
LIBOR)不正操作問題をめぐり上院銀行委員会で証言し、
自身が総裁を務めていた2008年に米ニューヨーク連銀が
銀行による虚偽の金利報告を容認または奨励した事実はないと主張した。

ガイトナー長官は下院金融サービス委員会で行った
前日の証言に続き、当時のニューヨーク連銀総裁として
金利操作について米規制当局に通知し、英当局に是正を
提言したとの主張を繰り返した。

議員からは、ニューヨーク連銀が銀行の不正行為を
看過したのではとの質問や、他の当局が不正を
容認していることを認識していたかとの質問が出たが、
長官はこれ対し、そうした事実は「絶対にない」と答えた。

LIBOR算出に関わっている銀行16行のうち、
シティグループバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)、
JPモルガン・チェースの米3行が金利を操作したか
どうかは把握していないと述べた。