ギリシャ支援協議は9月まで継続、ECB総裁発言を歓迎=IMF

国際通貨基金IMF)は26日、ギリシャ政府との
支援プログラムをめぐる協議は9月まで続くとの
見通しを示し、調査団が同国債務の持続可能性について
審査していることを確認した。

IMFホーリー報道官は、現在進行中の協議の
詳細について語るのは時期尚早と述べた。

IMFのプログラムに関わっている国と協議する際に、
債務の持続可能性に関する評価は常に行われる」と説明した。

ギリシャの債務を持続可能な水準にするために、
ECBやユーロ圏諸国による債務再編が必要になる
との見方を欧州連合EU)当局者が示したとする
ロイターの報道にはコメントを控えた。

報道官は、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が
ユーロ圏を守るためにあらゆる措置を講じる構えを
示したことについて、歓迎する立場を表明。

「必要な措置を講じるというECBの周知の決意を
改めて表明する歓迎すべき発言だ」と述べた。

スペインとイタリアの国債利回りの水準に
言及することはなかったものの、両国は国内経済の
問題に対処する政策を実行することが不可欠との認識を示した。

「スペイン当局は広範で強力な改革を打ち出している。
実行することがカギになる。欧州レベルで事態が進展すれば、
同国をめぐる見通し改善に寄与する」と語った。

イタリアについては、サービス部門と雇用市場の改革の加速、
必要な法案の成立が市場の信頼回復につながると述べた。