スペインのカタルーニャ州議会、分離独立の是非問う住民投票実施を承認

スペインのカタルーニャ州議会は、分離独立の是非を
問う住民投票の実施について、賛成多数で承認した。

採決に先立ち、サンタマリア副首相は記者団を前に、
国民投票を阻止する構えを見せていたが、
カタルーニャ州中央政府の反対を
押し切って実施を決定した。

カタルーニャ州のマス首相は、同州独自の税当局を
設立することを提案したが、憲法に違反するとして
ラホイ首相に拒否されたため、州議会選挙を
11月25日に前倒しすることを決定。

マス首相はその後、分離独立を問う
住民投票を実施する意向を示していた。

世論調査によると、州議会選では、マス首相率いる
与党が単独過半数を獲得する公算が大きい。

州内でも独立の機運が高まっており、
住民の半数以上が独立を望んでいるとされる。