ギリシャ首相、ECB向け債務の返済期限延長を希望

ギリシャのサマラス首相は4日、欧州中央銀行(ECB)が
債務返済期限の延長に同意することを望んでいると述べた。

また、欧州救済基金から同国銀行への直接的な
資本注入が可能になることへの期待を表明した。

同首相は、次回融資をめぐる協議の一環として、
ECBがこれまでに買い入れたギリシャ国債
償還及び利払いに関して譲歩することを
依然として望む意向を示した。

パリで行われた会見でドラギECB総裁に求めることは
何かとの質問に対し同首相は「これまでにすでに
求めていることだ。債務の返済と利払いで
ギリシャに柔軟な政策が認められることだ」と発言。

「例えばECBが(ギリシャ国債の)ロールオーバー
できれば、財政赤字が大きく縮小でき好ましい」と述べた。

またスペインに認められたような、欧州安定メカニズム
(ESM)からギリシャ国内銀行への直接的な資本注入を
望んでいるとした。