2012-10-07から1日間の記事一覧

経済指標の信憑性が問われる

今週の為替相場は、米経済指標を信じれば、 ドルが上昇する展開が想定されます。これまで、米経済の大きな問題点として、 雇用統計の停滞が指摘されていました。新規雇用者数は、完全雇用には程遠く、 失業率も、一気に8%を割り込みましたが、 その信憑性に…

今週の材料は?

今週も各国で、経済指標の発表が目白押しです。 ただ、米雇用統計など、重要指標の発表を 終えていることで、経済指標が大きな材料になる 可能性は乏しくなっています。この中、今週は東京でIMF・世銀総会が開催されます。11日には、先進7カ国財務相・中央銀…

IMF世銀総会の期間中に複数国と個別会談=大久保財務副大臣

大久保勉財務副大臣は6日午後、都内で記者団に対し、 日銀が5日の決定会合で金融政策を据え置いたことについて 「デフレ・円高からの脱却は政府、日銀にとって極めて重要。 スムーズなコミュニケーションがなされていると思う」と話した。また副大臣は、9日…

米ディーラー、最初の利上げは2015年第3四半期を予想=NY連銀調査

米ニューヨーク連銀が5日公表した プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー) 調査によると、連邦準備理事会(FRB)が金利引き上げに 踏み切るのは、2015年第3・四半期にずれ込むと 予想されていることが分かった。調査は、現在の低金利水準を維持…

米経済、住宅市場が引き続き成長の重し=ダドリーNY連銀総裁

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は5日、 連邦準備理事会(FRB)の金融緩和策に 住宅市場が十分に反応しておらず、引き続き 経済成長全般に障害となっているとの認識を示した。総裁は、最近の住宅市場は幾分改善しているものの、 信用へのアクセスは引き続…

米空き家件数は異例の高水準、政府支援を正当化=FRB理事

米連邦準備理事会(FRB)のデューク理事は5日、 住宅バブル崩壊で空き家件数は「異例の」高水準に 達しており、問題解決に向け政府支援が正当化される 可能性があるとの認識を示した。理事は不動産関連会議向けの講演原稿で 「力強い景気回復に向け、大量の…

GE前会長、米失業率「数字を操作」=大統領選に絡め波紋

米ゼネラル・エレクトリック社(GE)前会長の ジャック・ウェルチ氏が5日、簡易ブログ「ツイッター」で、 米失業率が3年8カ月ぶりの低水準となったことについて、 「信じられない数字。(オバマ大統領が大統領候補者の) 討論会で失敗したので、(失業率の)…

9月の米失業率低下、景気回復の継続示唆=CEA委員長

米経済諮問委員会(CEA)のクルーガー委員長は5日、 9月の雇用統計について、失業率の低下は経済が 引き続き改善していることを示しているものの、 リセッション(景気後退)による深刻な落ち込みから 回復するには一段の措置が必要との認識を示した。この日…

オバマ大統領、失業率低下で経済運営の正当性強調

オバマ米大統領は5日、9月の雇用統計で 失業率が就任以来の低水準となったことについて、 米国が大きく前進した証拠であり、 後戻りすべきではないとの見方を示した。米労働省がこの日発表した雇用統計では、 失業率が7.8%に低下し、2009年1月以来 約4年ぶ…

RBS、シンガポール指標金利不正操作でトレーダー停職処分=関係筋

英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は、 シンガポールドル・スワップ・オファー・レート(SOR)の 不正操作を行った疑いがあるとして、今年に入り シニアトレーダーのChong Wen Kuang氏を停職処分にした。 関係筋が5日、明らかにした。LIBOR(…

ECB、ギリシャ国債の償還期限延長できない=アスムセン専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は、 ECBはギリシャ国債の償還期限を延長することも、 利率を引き下げることもできないとの見解を示した。同専務理事は6日付の独ビルト紙に掲載される記事のなかで、 「償還期限延長も利率引下げも債務減免にあたる…

TIBORのあり方、国際動向など踏まえ金融庁の考え示す=金融相

中塚一宏金融担当相は5日、ロイターなどとのインタビューに応じ、 東京銀行間取引金利(TIBOR)のあり方について「国際的な動向を踏まえ、 全国銀行協会での議論も注視しながら、必要があれば金融庁としての 考え方を述べていくようにしたい」と語った。金利…

米ドルの成長支援オペを10月中に実施、LIBOR改革進展で=日銀

日銀は5日、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の 不正操作問題を踏まえて実施を延期していた 米ドル特則の成長基盤強化支援の資金供給 (成長支援オペ)の第1回貸し付けを 10月中に行うと発表した。 LIBOR改革の議論進展を受けたもの。米ドル特則は、成長に資…

中国経済の不確実性を注視、生産・物価の下振れ警戒=日銀総裁

白川方明日銀総裁は5日、金融政策決定会合後の記者会見で 「中国経済の先行きは不確実性が大きい」と指摘、 欧州や中国など海外経済が日本の景気を下押しする 可能性を警戒した。会合には強力な金融緩和を求める前原誠司経済財政相が 出席したが、同氏が提唱…

日銀が追加緩和見送り、中国減速で景気は踊り場入り

日銀は5日の金融政策決定会合で、追加緩和の効果を 見極めたいとして、当面の金融政策を「現状維持」と することを全員一致で決めた。中国経済の減速長期化で輸出や生産の回復が遅れているため、 景気認識については前回会合で下方修正した「持ち直しの動き…

米システミックリスク評議会、米銀の自己資本規制強化を当局に提言

米システミックリスク評議会は、米金融機関に 国際基準より厳しい規則の導入を求める提言を行った。同評議会は、ベアー前連邦預金保険公社(FDIC)総裁が 率いる独立機関で、民間助成財団のピュー・チャリタブル・トラストと CFA協会によって創設された。メ…

米FRB、インフレと失業の目標採用する可能性=FOMC議事録

米連邦準備理事会(FRB)が4日に公表した 9月12〜13日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、 政策の目安として、インフレと失業の数値目標を 採用する可能性があることが明らかになった。FRBは当該FOMCで、住宅ローン担保証券(MBS)を 月額400億ドル買い…

英中銀、政策金利・資産買い入れ枠を据え置き

イングランド銀行(英中央銀行)は4日、 政策金利を過去最低の0.5%に据え置いた。資産買い入れプログラムの規模も 3750億ポンドに据え置いた。経済に一定の成長の兆しが見られるほか、 先に打ち出した融資促進策の効果を 見極めたいとの考えが背景にある。…

スペイン中銀が財政目標達成リスク指摘、欧州で国債損失保証案も浮上

スペイン銀行(中央銀行)のリンデ総裁は4日、 政府が先に発表した2013年予算案について、 経済成長と税収に関する過度に楽観的な見通しを ベースにしており、赤字削減目標は達成できない 可能性があるとの見方を示した。総裁は議会予算委員会で「政府が予算…

ギリシャ首相、ECB向け債務の返済期限延長を希望

ギリシャのサマラス首相は4日、欧州中央銀行(ECB)が 債務返済期限の延長に同意することを望んでいると述べた。また、欧州救済基金から同国銀行への直接的な 資本注入が可能になることへの期待を表明した。同首相は、次回融資をめぐる協議の一環として、 EC…

ECB、国債購入条件は懲罰的である必要ない=ドラギ総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は4日、 条件が整い次第、ECBはスペインをはじめ、 ユーロ圏重債務国の国債を買い入れる 用意ができていると言明した。また、国債買い入れに付随する条件が 必ずしも懲罰的である必要はないとの見解を示した。ECBはこの日の…